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農業書センターで選んだ本⑤「ラーメンの歴史学 ホットな国民食からクールな世界食へ」

  • 執筆者の写真: 小野ゼミ ブログ更新係
    小野ゼミ ブログ更新係
  • 2019年4月11日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、6期生の岡村です。

4月に入って、新元号の発表、新入生の入寮と新年度の訪れを感じさせる今日この頃です。

早速ですがタイトルにもあるように、農業書センターで購入した書籍についての紹介を今回は記していきたいと思います。紹介する本はあの人気朝ドラで取り上げられた、国民食についてです。


バラク・クシュナー著

「ラーメンの歴史学 

 ホットな国民食からクールな世界食へ」

原題:Slurp A social and Culinary History of Ramen-japan's Favorite Noodle Soup

訳:ズルズル! 日本が愛する汁麺「ラーメン」の社会、食物史

明石書店 2018年出版

本の写真

農業書センターというと、農業に関係する本というイメージがありますが、その他にも食や文化など幅広い分野の本が取り揃えてあります。元々ラーメンが好きというのもありますが、多くの書籍が並ぶ中で「ラーメン」という一つの料理にスポットを当てているのが、とても珍しく感じこの本を選びました。


著者の紹介

この本について少し紹介すると、原題とあるとおり日本人ではなく、バラク・クシュナーという近代日本史について研究されている方が著者です。内容はラーメンという料理を歴史と食の観点から考察するもので、古代中国から現代日本までの歴史に沿って記してあります。

普段慣れ親しんでいるラーメンですが、その歴史については初めて知ることだらけでとても新鮮に感じました。ラーメンの味や店についての記事は普段から目にしますが、ここまで歴史にフォーカスを当てた内容は中々なく、日本と外国の比較も著者が外国人ということで、普段意識したことがないものでとても楽しんで読むことができました。


農業とは関係の少ない内容でしたが、食というものはとても奥が深いものだと改めて感じさせてくれる内容でした。ラーメンの本格的な普及は60年ほど前と特別長い歴史があるわけではありません。しかし時代に合わせつつ、現代の国民食となったラーメンには食の「今」があると感じられました。将来食を扱う職業に就く身として、とても良い参考になる本だったと思います。



さて、これで農業書センターの本紹介は最後になります。次回からは7期生(1年生)も参加した、新しい小野ゼミがスタートします。今年度、小野ゼミブログを閲覧してくださった方、ゼミの活動に協力してくださった方、改めてお礼申し上げます。新しい小野ゼミも積極的に活動していくので、これからもよろしくお願いします。

                                     岡村 樹

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