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農業×アート? ゼミ合宿で越後妻有へ

  • 執筆者の写真: 渡邊敏久
    渡邊敏久
  • 2018年6月7日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。5期生の渡邊です。


5月19日から21日にかけて、1・2年生合同でゼミ合宿に行ってきました。

合宿での学びを、2回に分けてブログで紹介させていただきたいと思っています!!

小野ゼミでは、毎年越後妻有(えちごつまり)の田植えイベントに参加しており、

今年は以下の日程で合宿を行いました。

 

   【新潟ゼミ合宿 日程】


1日目 棚田オーナー制度    

      (新潟県十日町市)

2日目 大地の芸術祭の作品見学  

      (新潟県十日町市)

3日目 卒業生・阿部宏規さんの農園訪問 

      (長野県中野市)


今回は、2日目の大地の芸術祭の里の作品見学について書きたいと思います!!




なぜ越後妻有なのか?


小野ゼミが毎年越後妻有へ行く理由は、ズバリ越後妻有が「地域起こしの成功事例」だからです。


越後妻有地域は米どころとして有名で、趣がある棚田がひろがっています。

越後妻有では風光明媚な土地柄を生かし、2000年から広大な土地を美術館に見立て、アーティストと地域住民とが協働し地域に根ざした作品を展示する「大地の芸術祭」を開催しています。

「越後妻有 大地の芸術祭の里」ホームページhttp://www.echigo-tsumari.jp/


実際に、参加者の方も東京や埼玉など関東圏から来た人が多く驚きました。田植えはあいにくの雨でしたが、地元の方や参加者の家族と交流しながら田植えができて楽しかったです!!!





大地の芸術祭の里の見学

さて、本題です。農業×アートについてです。

大地の芸術祭の2作品、「棚田」と「絵本と木の実の美術館」を見てきました。

自分は芸術やアートに触れる機会や経験が乏しく、理解できるか心配だったのですが...


まずは、「棚田」について。

この作品は、田んぼで農作業する人々を描いた作品です。

実際に米作りを行っている農家さんに交渉に行き、許可を得てこの作品を作ったそうです。

イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」。伝統的な稲作の情景を詠んだ詩と、対岸の棚田に農作業をする人々の姿をかたどった彫刻とで構成される作品である。

感想としては、結論から言うと自分には高度すぎたかなと思いました(笑)


田んぼに作品を置くことを許可をした農家さんの懐の深さには感心したんですけど。

農村の風景に触れる機会が少ない都会で暮らす人には響くのでは!?




ただ、そんな芸術音痴な自分でも「面白いな」と思う作品がありました。


それが「絵本と木の実の美術館」です。

「絵本と木の実の美術館」は廃校になった小学校を使って表現されており、作家・田島征三さんが作った体験型「空間絵本」美術館です。


旧真田小学校の実在する最後の生徒3人が主人公となっていて、実際に絵本もあります。


「空間絵本」美術館と書いているように、美術館自体が絵本の中の世界を追体験できるようになっています。



自分も、絵本を読んでから体験したのですが、

校舎中に配したオブジェやギミックが妙にリアルで頭の中で絵本で描かれていない部分を二次創作しながら鑑賞することができ、とても面白かったです!!


芸術はどこか堅苦しいと思っていましたが、「体験型」として鑑賞することで作者の表現の意図がわかり、自分から読み取ろうという気持ちにもなりました。

個人的には、夜限定の開園でお化け屋敷感覚で鑑賞していただくのも面白いのかなと思いました。




おわりに

長文になっておりすみません。

最後に、越後妻有の地域起こし事例を視察した感想を書きます。


越後妻有の事例は切り口こそ「農業×アート」と斬新ですが、

地域住民の理解がとても深いなと感じました。

行政やNPO、そして地域住民がうまく参画しているから成功しているのではないかと思いました。


また、地域起こしの観点からみると

参加者はリピーターの方が多く、気軽に参加されている印象を受けました。

「旅行」や「観光」というよりは、「第2の故郷」や「知人に会いに行く」のような仕組みをつくる方が、地域への愛着は得やすいのかなと思いました。


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