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デザインとは何か? シンボルマークが与える力

  • 執筆者の写真: 小野ゼミ ブログ更新係
    小野ゼミ ブログ更新係
  • 2019年1月29日
  • 読了時間: 3分

こんにちは ブログ担当の岡村です。


1月24日(木)に1年ぶりとなる小野ゼミAfterschool Seminarがありました。

タイトルは「農業をデザインで変える。伝える力とブランディングの重要性」で

ゲストは株式会社ファームステッドの阿部岳さんです。


ファームステッドを簡単に紹介すると、主に農業関連のデザイン、ブランド開発を請け負う企業で、農家のシンボルマーク(会社のロゴ)や商品パッケージのデザインなどを行っています。ありがたいことに今回はアートディレクター・共同代表の阿部岳さんが本校校舎に来てくださり、ファームステッドのデザイン方法やブランディングなどを今までの事例を交えて語ってくださいました。

http://farmstead.jp/ ファームステッドのホームページ



ファームステッドのデザイン方法はとにかく現場に足を運ぶことで、毎月農家さんへ赴き、最低でも12カ月という長い期間をかけて作られてました。生産者や製品を作っている人の想い、こだわり、人柄、そしてそれを生み出す土地や風土の特徴を実際に通うことによって引き出し、カタチにしているとのこと。そうすることでしか伝えられないこと、作れないものがあるという強い意志がデザインの方法に込められていました。

事例の紹介をすると、ある酪農家さんは今まで作っていた様々な加工品のパッケージを新しいパッケージに変更しました。商品ごとにバラバラだったイメージをひとつのブランドイメージに揃えることによって、統一感や高級感が大幅に向上しており、一目で同じ所で作らた商品なんだと認識させる説得力がありました。その事例を見てデザインの持つ力を改めて実感しました。

http://farmstead.jp/archives/365 

※画像の許可を取っていたなかったのでリンクを貼っておきます。シンボルカラーの赤と白(クリーム色)がミルクのイメージを引き立てる美しいデザインです。ぜひ一度ご覧ください。


頂いたパンフレット

伺った話の中で印象に残ったのが、シンボルマークをデザインすることによって、モチベーションを高めるというもので、シンボルマークには商業的な側面に加えて、モチベーション向上などの精神的な側面もあるのだそうです。自分はシンボルマークやロゴマークは発信者が受信者に情報を発信するための目印みたいなものという商業的な印象が強かったのですが、この話を聞いて妙に納得しました。自分の場合はシンボルマークではないですが、ホームページやこのブログなどを通じて思いをカタチにすることが向上心やモチベーションにつながっていたんだと実感しました。それが一つの形となったシンボルマークならなおさらだと思います。そしてそれを自分以外の誰かにお願いするとなると、上に記した通り何十回という交流を経て、思いや狙いを共有しないと後のモチベーションアップに繋がるようなシンボルマークは作れないだろうと痛感しました。


講演会終了後は、校舎から少し歩いたお店で懇親会がありました。真面目な雰囲気の講演会から打って変わって、お酒を飲みながらのラフなトークで、講演会では聞けなかった突っ込んだ質問もすることができました。

そしてやはり食(農業)を扱う者同士、地域のローカルフードの話題で盛り上がりました。阿部さんが全国を渡り歩く職業なだけあって、珍しい食べ物の話が聞けたり、小野ゼミfacebook企画のお節紹介を振り返って地域や家庭の違いに衝撃を受けたりと、楽しくも勉強になるひと時を過ごせました。


最後は記念撮影

最後になりましたが今回の企画に協力してくださったファームステッドの方々、この場をお借りして、お礼申し上げます。

                                 6期生 岡村 樹

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