ゼミ合宿報告第二弾 長野の卒業生訪問
- 日本農業経営大学校 小野ゼミ
- 2018年6月28日
- 読了時間: 2分
6期生の網倉です。
ゼミ合宿特集の第二弾は、小野ゼミ卒業生訪問の報告です。
今回おたずねしたのは、長野県の中野市で主にハウスブドウの栽培を行っている一期生の阿部宏規さんです。
私自身も山梨県でブドウ栽培に携わるので、余所のブドウ事情は気になるところ。
車で長野に移動する道すがら多くの畑を見ましたが、驚いたのはハウスの多さ。
いたるところにブドウの施設があるのですが、どれも立派なものばかりでした。地域全体が農業に力を入れているのがよくわかります。

阿部さんは今人気の品種「シャインマスカット」を主力に、様々な取り組みをしていらっしゃいます。
まず見せていただいたのは、家のそばに構えた巨大な冷蔵庫。
これはブドウ用に作られたもので、シーズン中に収穫したシャインを保存しておくことで冬の出荷にも対応できるのです。
年末には、赤と白のブドウを組み合わせてクリスマス用パックとして売り出すのだとか。
販売面では、知り合いを中心としたメインの直販だけでなく、今話題のふるさと納税の制度も活用されていました。
ふるさと納税の返礼品としてフルーツなどの高級な食品はとても人気が高いようで、都市圏などの離れた地域のお客さんもターゲットにできるということです。
他にもいろいろなお話を伺ってきましたが、阿部さんのお話で一番印象的だったのは、中野という町が若い農家の活力であふれているということでした。
実際阿部さんのような若い世代のブドウ農家さんが多く、今も新たにブドウの施設が建っていっています。
ハウスの見学で教わったブドウ栽培の技術だけでなく、自分の知らない取り組みや新しい制度を積極的に取り入れていく姿勢は、いち農家としてとても勉強になるものばかりでした。
今まで自分は先代の技術を継承することに重きを置いていましたが、こうして新しい農業のやり方を見ると、自分の代でも何か新しくやってみたい!という気持ちになりました。

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